オーストラリアの公立研究大学であるロイヤルメルボルン工科大学が、同国内初となるブロックチェーン技術に関するオンライン短期講座を開設します。ブロックチェーン技術はビットコインのような仮想通貨の背後にある革新的な技術です。
革命的で今までの仕組みを変えるような技術としてブロックチェーンが登場したことにより、メルボルンに拠点を置くロイヤルメルボルン工科大学はオーストラリア初となるブロックチェーン分野のオンライン講座を開設することになりました。
「ブロックチェーン戦略の発展」と題されたこの8週間のプログラムは、ロイヤルメルボルン工科大学ブロックチェーンイノベーションハブ拠点と、アジアフィンテックハブ拠点であるStone & Chalkやサービス界の巨人であるAccentureを含むその他の業界の専門家が共同で作り上げたカリキュラムを持ち、3月19日に始まります。
この入門レベルのプログラムの費用は1,500豪ドルで、すべての参加者、学生、その他の人々に解放され、産業間でブロックチェーン技術をどのように採用し適用するかを学びます。
ロイヤルメルボルン工科大学の副学長であるMartin Bean氏はブロックチェーン分野の登場を強調し、次のように述べました。
「ブロックチェーンはいまや、現代のデジタルリテラシーの中核をなしつつあるので、産業に焦点を当てたプログラムを私たちが提供できることをうれしく思います。」
Upworkの最近の調査で明らかになったように、「ビットコイン」は雇用者が求めている単一で最大のスキルであり、将来の求人市場のためにこの非中央集権化技術についての教育を受けることを求めている学生や若い専門家にとって無駄にはならないトレンドです。
Gartnerによる試算では、この成長産業への才能のあるの人々の供給は2025年にまでには176ドル、そして2030年までには驚くべきことに3,1兆ドルになるということで、単純に需要を満たしません。
Stone & Chalkのメルボルン主任のAlan Tsen氏は次のように付け加えました。
「市場にはブロックチェーンに関する訓練への実際の需要と技能不足が存在し、これは対処すべき事柄です。」
ロイヤルメルボルン工科大学によると、この8週間の講座はブロックチェーン業界のコミュニティと協力することで「できる限り実践的なもの」になる予定です。「私たちはこの口座をブロックチェーンを理解している企業と作り上げました。ブロックチェーンの基本から始め、それから現実世界のビジネス戦略を変えるために使います。」とメルボルン公立大学は付け加えました。
このメルボルン大学の講座の前には、ロイヤルメルボルン工科大学ブロックチェーンイノベーションハブ拠点が9月に立ち上げられており、当時ロイヤルメルボルン工科大学はこれを世界で唯一の「完全なサービス、研究、学習、そして産業に結びついたブロックチェーン機関」であると主張し、このハブ拠点は「世界経済の基盤インフラ」になるであろうブロックチェーン技術の社会的影響を具体的に探求・研究するために設立されたものです、と付け加えました。
「ブロックチェーンは、金融、政府、エネルギー、ヘルスケアなどの複数の業界に既に普及しているため、将来のビジネスにおいて重要な役割を果たします」、とRMIT OnlineのCEOであるHelen Souness氏は語りました。
「技術のあらゆる主要な革新には、大きなチャンスと新しいリスクが伴います。RMIT Onlineでは、これらのチャンスを捕らえる戦略を採用するために個人や企業がこの技術をすばやく理解する必要があると考えています。この講座はそれを目指しています。」
講座を修了すると、参加者は将来の雇用主に認知されるように、学士または修士レベルの一部のロイヤルメルボルン工科大学ビジネスプログラムでフル単位(12単位)を取得する資格を得るということです。
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