20,000ドル近くの高値を付けた昨年12月以来初めて、ビットコインが10,000ドル以上の価格に戻ってきました。
2月6日に最高値から69.5%の下落となる6,116ドル付近(CoinMarketCapでの値)の価格をつけて以来、メディアや経済界の大物がこの下落をバブル崩壊だと呼んだにもかかわらず、ビットコインは徐々に値を上げていました。
CoinDeskのBitcoin Price Index(BPI)によると、当記事の執筆時点でビットコインは10,037.51ドルで取引されており、本日初めからビットコインの価格は500ドル以上上昇したことになります
CoinDeskのBitcoin Price Indexによると、本日初めのビットコイン価格は9,477ドルであり、10:00 UTC(協定世界時、日本時間から-9時間)に若干下落したものの、1日中安定して上がり続け、17:25 UTCごろには10,000ドルに達しました。
市場データによると、GDAXのような取引所では10,000ドル以上で売りの動きが見られ、はっきりした上髭陽線が現れました。Bitstamp、ItBit、Krakenなども10,000ドルを超えたところで値が飛びました。
10,000ドルを超えた後、トレーダーは売り注文をする傾向にあったようです。分ごとの値動きを見るとビットコインの価格上昇を利用し価格を10,000ドル未満に戻そうとする売り方がいたようです。
しかしながらGDAXのデータではその後価格は再び上昇しています。
当記事の執筆時点でビットコインの価格回復はより広い仮想通貨市場にも反映されており、デジタル資産は1月と2月の大きな下落以来の値上がりを見せています。この反発の中、時価総額上位10通貨のうちライトコインやリップル(XRP)が特に好調です。
ライトコインは1週間で50%、XRPは48%上昇しています。