中国の仮想通貨への規制とそれに対する中国国民が生み出す抜け道

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中国政府は、メディアを通じて仮想通貨取引とICO投資をターゲットにし続けています。昨年、中国での仮想通貨に関する活動を禁止する多数の法律が制定されたにもかかわらず、多くの中国の投資家は仮想通貨を取引し、ICO(イニシャルコインオファリング)に投資するアンダーグラウンドな方法を探し続けています。

昨年9月、中国は仮想通貨の弾圧を開始し、ICOを禁止し、現地の取引所に業務を停止させました。9月30日、世界最古の仮想通貨取引の会社であるBTCCが、規制当局から自発的に閉鎖するように命令を受けて、閉鎖しました。

ピーク時に、中国人民元はBitcoinに対する法定紙幣による取引の内の90%を占めていました。その数字はそれ以来わずか1%にまで減少しています。国内で仮想通貨のマイニングの収益性と可能性を抑制するための規制が行われているので、多くの中国の仮想通貨企業がスイスやカナダのような仮想通貨に寛容的な国に移転しています。

しかし、非公式チャンネルが中国の仮想通貨愛好家に開放されたことから分かるように、仮想通貨に対する中国国民の欲求を抑制する政府の措置は実施が困難であることが証明されています。

中国の市民は理論上、海外の取引所で仮想資産を取引することができますが、特に例として挙げられる国としては香港や日本があります。そうするためには、VPN(バーチャルプライベートネットワーク)を使用して現地の規制をクリアするだけで済みます。

非公式の取引チャンネルも中国内に浮上しています。ここには、「ファイアーマネーネットワーク」と呼ばれるウェブサイトが含まれます。トレーダーは、2004年にインターネット大手のAlibabaによって作成された人気の第三者モバイルオンライン決済プラットフォームであるAlipayを使って、P2P方式の通信を行ってウェブサイトからデジタル資産を購入できます。

中国のメディアはまた、中国で稼働している仮想通貨を取引するための数十のプラットフォームを報告しており、それらは国外でサーバーがホストされています。中国政府は、仮想通貨取引を完全に打ち切るために、これらのプラットフォームへの国内アクセスを阻止するための取り組みを強化していると言われています。

中国で人気の検索エンジンBaiduとソーシャルメディアプラットフォームWeiboは、ICOや仮想通貨関連の広告を掲載することを禁じられました。しかし、国内では、Tencent社の人気アプリであるweixin(wechat)とQQ内で、仮想通貨取引グループの数が増えています。中国のWechatユーザーは、サービスに組み込まれた送金機能を使って、銀行口座とアプリ内アカウントをリンクさせています。

中国の意図は二重に存在しています。一部の評論家は、ICOの禁止と、国内取引所への停止命令は、これを中国経済に対するシステミック・リスクと見て、中国の金融サービス部門を安定させることを意図して実行されたと指摘しています。

仮想通貨に対するCCP(中国共産党)の公的立場が規制に向かっているもう一つの理由としては、その業界に対する相対的な支配力の欠如があります。中国政府は、メディアから銀行業まで、中国の生活の多くの側面を支配し、多くの産業は国有企業によって支配されています。さらに、中国の中央銀行は、独自の国営の仮想通貨を試行しているところです。そのような規制された通貨は、中国の13億人の人々の活動を監督する北京の能力を高めることになるでしょう。

中国政府が、非公式の仮想通貨取引のチャンネルを最終的に閉鎖させることができるかどうかはまだ分かっていません。現時点では、中国の取り組みは公式レベルで有効でありますが、多くの中国市民が規制を避けるための巧妙な方法をますます見つけている可能性があります。

China’s State Media Targets ICOs, Cryptocurrency Trading