仮想通貨の税金を計算してくれるwebアプリ。どれを使えばいいの?

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仮想通貨の取引をして利益が出ていれば、税金を支払わなくてはなりません。税金計算はとても面倒ですが、WEBアプリを使えば誰でも簡単にできてしまいます。

今回はおすすめのWEBアプリの紹介と、それぞれの特徴について解説します。

仮想通貨の税金計算はwebアプリで

仮想通貨の取引をして出た利益は、簿記上の『雑所得』にあたるため、所得税の納税義務が発生します。しかし、仮想通貨の税金計算は難しく、自分ではなかなかできるものではありません。

税理士に依頼する方法もありますが、高い費用がかかってしまいます。今回は、自分で税金計算できる方法のひとつとして、専用のWEBアプリを紹介します。

仮想通貨の損益計算は難しい

そもそも税金の計算は、本来簿記の知識がないと簡単にできるものではありません。仮想通貨は価格が変動し、利益が増えたり減ったりすることで、計算はより複雑になります。

また、日本円での取引だけであれば簡単ですが、ドル建てやユーロ建てで取引をしていると為替差益も計算しなければいけません。

マイナーなアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)を購入するために、ビットコイン建てで取引している場合、さらに複雑な計算が必要です。

無料で使えるwebアプリが公開

仮想通貨の税金計算は、WEB上で公開されているアプリを使って簡単にできます。有料版もありますが、多くは無料で公開されており、アドレス登録のみで使えるアプリがほとんどです。

パソコンやスマートフォンにダウンロードして使うタイプもありますが、WEB上で完結するタイプが一般的です。取引所の取引データをアップロードすると、複雑な計算を自動で行ってくれます。

G-tax

『G-tax』は、株式会社Aerial Partnersが開発した仮想通貨専用の税金計算WEBアプリです。同社の主要サービスは、税理士を紹介・派遣する『Guardian』です。

Guardianは、仮想通貨の税金計算で困っている個人や法人に対して、確定申告書の作成や、税金対策のアドバイスをする税理士を派遣するサービスです。料金は有料ですが、仮想通貨の税金に精通した全国の税理士が完全個別対応してくれます。

Guardianの計算システムを利用

G-taxは、Guardianで実際に使用されている計算システムの一部を利用したWEBアプリケーションです。2018年1月6日に公開され、対応取引所も順次追加されています。

最大の特徴は、ハードウェア型ウォレットである『TREZOR』に対応していることです。ほとんどのWEBアプリはウォレットに非対応なので、これまでウォレットで通貨保有していたユーザーは手入力するしか方法はありませんでした。

そしてG-taxは、仮想通貨税務に精通した税理士が監修を務めているので、計算の正確性にも信頼がおけます。取引にかかる手数料も考慮してきちんと計算されるなど、個人で使う分には申し分のないスペックです。

対応している取引所

2018年2月現在、G-taxが対応している取引所は以下の通りです。

  • Zaif
  • bitFlyer
  • coincheck
  • bitbank
  • BITTREX
  • POLONIEX
  • Kraken
  • HitBTC
  • Quoinex
  • BITFINEX

さらに以下の取引所・販売所が順次対応される予定です。

  • GMOコイン
  • BINANCE
  • BTCBOX
  • YoBit
  • Changelly

大手取引所はもちろん、海外取引所にも対応しているのがG-taxの強みです。今後、API連携(※)による資産の自動入力も開発が予定されています。

※API連携とは、あるソフトウエアが持つ機能を、他のソフトウエアで共有できるようにする仕組みのことです。

G-tax | 仮想通貨の取引記録を加速する

tax@Cryptact

株式会社クリプタクトは、仮想通貨の税金計算を簡単にできるWEBアプリ『tax@Cryptact』を開発しています。帳簿管理が簡単にできて、1年でどれだけの損益が出たか一目でわかります。

幅広い取引に早く正確な計算で対応

tax@Cryptactは仮想通貨の税金計算だけではなく、株や為替などのデリバティブ取引にも幅広く対応しています。処理速度も優れており、最大秒速40万取引まで対応可能です。

円建てだけでなく、ドル建てやユーロ建てにも対応しているので、海外取引所でマイナー通貨を取引している人でも問題なく使えます。

対応している取引所

2018年2月現在、tax@Cryptactが対応している取引所は以下の通りです。

  • bitFlyer
  • Coincheck
  • Zaif
  • bitbank
  • BITFINEX
  • binance
  • BITTREX
  • Cryptopia
  • Quoine
  • HitBTC
  • POLONIEX
  • Kraken
  • changelly
  • CoinExchange

ツール自体の更新頻度が非常に高く、対応取引所の増設も進んでいます。2018年2月7日時点では、GMOコインの追加が暫定的に決定しています。

Cryptact Ltd. | 仮想通貨を次のステージへ

Coin Tool

Coin Toolは、株式会社飼育係が税理士監修のもと開発を進める確定申告用計算WEBサービス(有料)です。クラウドファウンディングで資金集めに成功し、2018年2月15日公開予定です。

2017年12月、国税庁がタックスアンサーで、仮想通貨の税金に関する正式な見解を発表しました。そのルールに基づいて計算システムが組み上げられているので、仮想通貨の税金関連の動向にいち早く対応したサービスとなります。

税理士監修で安心して使える

Coin Toolの開発には、仮想通貨税務に精通した税理士が監修として携わっているので、計算データには信頼がおけます。さらに、税理士によるメールサポート対応の実施も予定されており、具体的な税務相談もできます。

仮想通貨の売買だけではなく、交換(トレード)や商品の購入、ハードフォークで新しい通貨を入手した場合などにも対応しています。

対応している取引所

2018年2月現在、Coin Toolが対応を予定している取引所は以下の通りです。

  • Coincheck
  • Zaif
  • bitFlyer
  • bitbank

さらに以下の海外取引所も順次追加予定です。

  • Binance
  • Poloniex
  • Bittrex
  • Kraken

仮想通貨の確定申告用 計算ツール【税理士監修&メールサポート】 – CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

Keiry

Keiryは、株式会社グランドリームが開発運営する仮想通貨の会計アプリです。ビットコイン限定ですが、アプリウォレットのCopayと、ハードウェアウォレットのTREZORに対応しています。

登録も使い方もシンプルで簡単

メールアドレスだけでも登録できますが、facebookやtwitterのアカウントがあれば、さらに簡単に登録できます。使い方もシンプルで、取引所から取引データをダウンロードし、Keiryにインポートするだけで完了します。

仮想通貨の損益計算や税金計算、明細から取引の検索もできます。計算結果の帳簿はExcel形式でダウンロード可能なので、自分のパソコンに保存して編集することも可能です。

ウォレットの入出金も含めて、すべての取引を時系列に並び替えできるので、どのような流れでお金が動いているのかが一目でわかります。2018年2月現在はベータ期間中として、すべての機能を無料で利用できます。

対応している取引所

2018年2月現在、Keiryが対応している取引所は以下の通りです。

  • Coincheck
  • Zaif
  • Poloniex

対応している取引所は少ないですが、ウォレットに対応しているというのは大きな強みです。

Keiry(ケイリー) | 無料から使える仮想通貨会計ソフト

まとめ

仮想通貨の税金計算は、知識があれば自分でもできます。しかし、取引回数が多いとかなりの労力が必要になり、計算間違いをする可能性もあります。

税理士監修のWEBアプリであれば計算の信頼性は高く、しかもあっという間に完了します。無料で使えるものも多いので、仮想通貨の税金計算や帳簿管理は、WEBアプリの利用をおすすめします。