DatawalletのDXTトークンセールは調達目標金額の4000万ドルに到達して売り切れとなった。2018年1月22日のプリセールでは開始から55秒で売り切れ、800万ドルを調達した。
Datawalletが提供するC2Bデータ交換サービスは、一般消費者と企業の間の透明性を保ったデータ交換を可能にするものだ。
ユーザーはソーシャルメディア、オンライン取引、オフライン取引からDataWalletのアプリに対して複数のデータソースを接続し、このデータの取得に関心がある企業と共有することを許可することができる。
すべてのデータは匿名化されており、ユーザーはいつでもデータを見直すことができ、データの受取人としてふさわしい人を自由に決めることができ、データが使われ方の点で透明性が確保されており、合法的にユーザーのものである資産から利益を得る力が与えられている。
開発の支援を進める
販売されたトークンの3分の1はDatawalletアプリで使用されるためのものだ。
「プロジェクトの成長に役立つ支援を達成できたことを喜んでいます。Datawalletは世界でもっとも信頼されたデータ管理プラットフォームとなり、あらゆる地域の一般消費者が、データの唯一の提供者と受益者となる権利を与えるものです」
Datawalletの創設者でCEOのSerafin Lion Engel氏は事前に準備された声明の中でこのように述べている。
DXTトークンはDatawalletエコシステムの主要な交換媒体としての役割を果たすことになるだろう。ユーザーは選ばれた企業との間でデータを共有することでトークンを獲得し、獲得したトークンをDatawalletアプリストアで交換して報酬を得ることができる。
DXTトークンはまた、Datawalletの分析ツールDX Insightsの立ち上げをサポートすることになる。このツールにより開発者はDatawallet APIを使ってカスタムサービスを作成できるようになる。カスタムサービスの開発者は一般消費者が提供するアクセスを許可したデータにアクセスできるようになるだろう。
消費者に権利を与える
「Serafin氏の展望は途方もないものです。人々は自分が所有するデータを管理し売却することができるべきです。私は彼がドライパー大学の首席だったころから支援し、現在の彼の会社Datawalletは彼の構想を実現しているのです。この会社はデータを分散化する動きを引っ張っているように見えます」Draper Associatesの創設者で投資家のTim Draper氏はこのように述べている。
Draper氏の他にDatawalletに投資しているのはSalesforceのCEO Marc Benioff氏だ。顧問にはカナダブロックチェーン協会のKyle Kemper理事、Shapeshift社CEO Michael Perklin氏、スタンフォード大学のGuenther Walther教授、などが顔をそろえる。
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