Zcashは核廃棄物を利用した乱数生成器を宣伝している

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IMF理事が暗号通貨のマイニングは環境破壊につながると警告した数日後、Zcashのファンが言った言葉は「ちょっとビール持ってて」だった。Zcashのエンジニア数人が命名したセレモニーPowers of Tauに参加した開発者たちは、チェルノブイリ原発のメルトダウン、正確に言うとチェルノブイリ4号炉、から取得した人工放射性物質をエントロピー発生源とした暗号用ハードウェア乱数生成器を作り上げた。

「サイドチャネル攻撃のリスクを軽減する」試みとして、開発者のRyan PierceはAndrew Millerと一緒にこのデバイスをパイパー・チェロキー軽飛行機に積み込み、飛行機が空中を飛んでいる間を通して、「チェルノブイリ立ち入り禁止区域」で回収し「ガイガーカウンターとチェルノブイリ原子炉の黒鉛サンプルで構成された」デバイスで放射線源として使われている配管が放出する放射線量は重大なものではない、つまり「通常のバックグラウンド線量」よりもわずかに高いだけだ、ということを検証した。

1月20日、PierceとMillerはPierceの軽飛行機に乗り込み、イリノイ州北部およびウィスコンシン州南部の上空3,000フィートの空域で、Zcash流のやり方だが別の飛行機やドローンが追尾していないことを確認するため360度の急回転を行った。そしてWalmartだったかBest Buyだったかで購入したインテル製CPUを搭載したノートPCで計算を始めた。計算が完了するまで結局30分ほど飛び続けた。着陸するとすぐに彼らはPilot Pete’sというレストランに向かい結果を記録したファイルをアップロードした。

暗号有害廃棄物

この2人の開発者たちはチェルノブイリの人工放射性物質をPowers of Tauの精神で調べ、「暗号有害廃棄物」を安全に処分する活動に取り組んだ。Zcashでは秘密鍵を有害廃棄物と見なしており、Zcashの規約上、秘密鍵は決して日の目を見ることはない。

Pierceは次のように説明している「弱い乱数生成器では安全性の弱点を突く攻撃に対して脆弱でした。放射性壊変のタイミングは攻撃者にとって十中八九予測不可能なものです。そして私は#PowersOfTauにとって何か面白いことをしたかったので、今回の試みは完全に努力するに値するものでした」

2人の開発者たちは、1980年代に起きたウクライナのチェルノブイリ原発(事故当時ウクライナはまだソビエト連邦に属していた)のメルトダウンで大気中に放出された放射性有害廃棄物は彼らの任務を達成するのに一番の方法だ、と確信した。

動画の中で説明しているように、彼らはチェルノブイリ原子炉の炉心で使われていた減速材の黒鉛の粉が付着した端材をγ線源およびβ線源として使い、また同所から回収したガイガー管を利用している。

「Ryan PierceはATtiny2313 AVRマイコンキットのファームウェアを書き換えて、ガイガー管が発生する連続したパルス電流のミリ秒単位での発生時刻の差を使った乱数生成器として動作するようにしたのです」準備段階で開発者はこのように述べている。

今回の検証で使ったソースコードはGithubで入手可能だ。

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