IOTAの「トリニティ・ウォレット」が次の段階へ

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トリニティウォレットは以前は「UCLウォレット」と呼ばれていたが、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの院生チャーリー・バーレイ氏の修士論文に向けた研究プロジェクトとして始まったものだ。研究目的はIOTAウォレットに代わる、クロスプラットフォームのモバイル・アプリケーションを開発することだ。当時存在していたのは公式デスクトップ・ウォレットとサードパーティー製のアンドロイド用ウォレットだけだった。

過去数ヶ月間にIOTAコミュニティの開発者たちがウォレットを開発すべくチャーリーのプロジェクトに加わった。開発者が加わったことで多数の追加機能が盛り込まれ開発スピードが著しく速まった。

開発者たちの自主性は何かIOTAコミュニティを勇気づけることが目標であるかのようだ。IOTAコミュニティを支える一本の道はエコシステム基金だが、この点については間もなく詳しく述べる予定だ。

プロジェクトの吸収

IOTAの構想はマシン間エコノミー(m2m)を実現することだ。IOTAがm2mに着目していることは、プロトコル設計の選び方や、IOTAコミュニティで一般的に知られているように、IOTAコミュニティが公式に提供している簡易的なデスクトップ・ウォレットで裏付けられる。

IOTAコミュニティが成長し、このプロジェクトが技術的背景にあまり詳しくない人にも知られるようになると、コミュニティはもっとユーザー・フレンドリーなだけでなく異なるプラットフォーム間でも使えるウォレットが必要だと認識するようになった。

そのため、私たちはIOTA財団がトリニティ・ウォレット・プロジェクトを吸収してウォレットの主な開発者を雇うと発表したことにワクワクしている。私たちはバックグラウンドでサポートを提供してきた一方、トリニティ・プロジェクトは今までコミュニティ・プロジェクトとして続いてきている。今回の新たな提案によって、私たちはプロジェクトに投入されるIOTA財団の資源を使って、可能な限り最高の体験を届けることができるようになる。

プロジェクトの創始者であるチャーリー・バーレイ氏はすでにIOTA財団の開発者として発表されているが、他にも2人の開発者が開発者のポストに就くことが発表される予定だ。開発者として雇われたことでこの3人はウォレットの開発に没頭できる。

今あるGUIのデスクトップ・ウォレットと同じく、トリニティ・ウォレットのコードはオープンソースとなる。そのため私たちはコードベースをリファクタリング(余計なコードの削除と簡略化)しているところだ。そうすることでドキュメントを一定の水準に保つことができ、テストも十分に統合されたものになる。コードをオープンソースにすることで2つのことが可能になる。透明性と、コミュニティの関与だ。透明性はどのウォレット・アプリケーションでも問題となるものだ。コードを公開することでコミュニティはコードを調べてウォレットの開発に貢献できるようになる。

さらに私たちはトリニティ・ウォレットで実装されているシードの処理ロジックからJavascriptモジュールを生成する予定だ。このモジュールはウェブアプリケーションやバックエンド基盤にIOTAウォレットを追加しようと考えているコミュニティメンバーにとって素晴らしいリソースとなる。

現在の状況

ウォレットの開発は、150人のαテスターがiOSとアンドロイド双方で精力的にバグを報告し開発者と共同作業するところまで進んでいる。αテスターからの報告は全体としては好評で、機能と設計の選択が正しかったことを裏付けるものだ。

αテスト:

チームがすべてのバグを見つけて潰せるように、αテスターとして精力的にプロジェクトにフィードバックできるように、さらに100人分の空きを作ってある。詳細についてのリンクは明日午後5時にDiscordの公式サイトに掲載される予定だ。

タイミング:

所有権を得、新人開発者を研修し、上で述べたような変化をもたらすことは、完了するまでにある程度の時間がかかるものだ。私たちはコミュニティがプロジェクトが完了するまで何ヶ月も待っていることを十分承知しており、遅れていることにとてもがっかりしているメンバーがいることも理解できる。今回の決定は安易に下したわけではなく、プロジェクト完成までのプロセスによってコミュニティがウォレットとその管理に対してこれまで以上の自信を与えることを希望する。

モバイル・ウォレットはこの4半期に公開β版がリリースされ、それと同時にコードも公開される予定だ。私たちは進捗や遅延も含めた自分たちの仕事の透明性をさらに高めるつもりだ。私たちの仕事の状況は、新規に作られる#trinityチャネルに毎週月曜日に投稿する予定だ。

デスクトップ・ウォレットの非公開α版のテストは4週間以内に始まる予定だ。αテストの準備が整ったら#trinityチャネルにテストへのサインアップ用リンクが掲載されることになっている。

しかし、ソフトウェアのプロジェクトではよくあるように、この予定の見積もりには過不足があるかもしれない。一般公開する準備が整った暁にはこのプロジェクトがコミュニティの管理下に置かれるように努力するつもりだ。

新しいIoTの技術を使っているIOTAは、今後IoT化が進むにつれて注目に値する通貨です。どのような特徴を備え、決算が行われていくのかを解説しています。また最近のニュースから、MIOTAの今後の可能性についても考察しています。

https://blog.iota.org/iota-trinity-wallet-next-steps-12922a53f8d2