ノーベル経済学者Shiller氏、ビットコインを「巧妙なアイデア」と落ち着いた見解

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ダボスから始まったノーベル経済学者の消極的な情勢の中にもかかわらず、興味を示し始めた人物がいます。資産価値の実証の分析によりノーベル賞を獲得した、エール大学で経済学教授を務めるRobert Shiller氏は、疑念を抱き続けている態度を見せていたにもかかわらず、スイスのダボスで開催された2018年世界経済フォーラムにおいて、ビットコインについて「巧妙なアイデア」だと言及しました。

Shiller氏は、ビットコインの巧妙なすべての発明について、認可システムの「変更」という同様の試みを反映した、チリの会計部、Unidad de Fomentになぞらえて述べています。同氏は実際にインフレ調整や価格安定の維持といった特徴を持つチリのアプローチに賛同していますが、これまでのところ、政策立案者の無念ながら、仮想通貨における価格安定の維持については証明することができていません。

「私自身はビットコインを実験的な試みとみなす傾向にあります。」と同氏は述べます。「興味深い試みです。しかし、我々の生活においての持続的な特徴は持ち合わせていません。ビットコインを過度に強調しすぎなところがあります。他の効果を持つようになるブロックチェーンなどへと拡張していかなければなりません。」CNBCにこのように話しています。

Shiller氏のビットコインへの好奇心は、同氏の最近の仮想通貨についてのコメントとは真逆のものですが、節度をわきまえていることを反映し、他のノーベル経済学者よりも落ち着いていることを表すものとなっています。有名なShiller Indexを打ち立てた経歴を持つShiller氏は、たとえ100年かかるとしても、ビットコインはいずれ「崩壊し、忘れ去られる」と予想していると最近では言及しています。来たるべき時に備え、同氏はアイデアを準備しています。

ビットコインの価格安定性の見通しは?

Shiller氏はショートヘッジファンドの能力を模索中ですが、ビットコインに関して、トランザクションの時間の長さなど、ビットコインに結びついた非効率性を例に挙げ、その性能を合理化することは不可能だという明確な考えを持っています。彼はこの現象には「困惑させられた」と述べていますが、これは資産価格を担う経済学者である同氏がビットコインの効果に着目していることを暗示しています。

Shiller氏は、シカゴのCMEとCBOEでのビットコインの先物契約の出現について、より高い価格安定として発展の可能性を持つ前兆であると指摘してこう述べています−「それが一時だけのものでなければ、人々の熱狂によって引き継がれ、疑いを持つ者はもはや反対を唱えることができなくなる、というのが金融のセオリーです。」

ビットコインを「試み」とみなすShiller氏の評価は当然誤ったものではなく、ブロックチェーンの古参者の間にも反響があります。ブロックチェーンやビットコインにおける最前線の権威者の一人であるWences Casares氏は、PayPalのSchulmanとのやりとりで、ビットコインが興味深い試みであるという一節を引用し、その成功に勝算があると見込んでいます。ただしCasares氏は、Shiller氏がおそらく概念を理解しきれていないブロックチェーンは、少なくとも今はまだ、ビットコインと切り離すことはできない、とも述べています。

https://www.ccn.com/shiller-shows-poise-calls-bitcoin-a-clever-idea/