「仮想通貨との出会いが変えた価値観」

「仮想通貨との出会いが変えた価値観」

お金という概念に違和感を持ち続けてきた私。世間では「お金儲けは汚い」と言いながら「みんなお金を欲しがっている」という矛盾した空気が漂い、持っている人を妬み貶めるという不健全な状況が続いていました。

当時の私にとって、お金を得る手段は「労働時間の切り売り」という選択肢しかないように思えました。しかし、金融について深く学ぶうちに、現代の社会システムが限界を迎えていることに気付かされました。

そもそも現在の市場経済、資本主義、株式会社制度、中央銀行システムは「完璧」なものではありません。人類の長い歴史から見れば、ここ数百年の流れに過ぎません。より良いシステムが登場すれば、それに移行していけばいいと考えています。

現在、世界で流通している通貨の多くは中央銀行によって管理されています。その価値は常に変動し、時として国家の経済を危機に陥れることさえあります。実際、この数十年でアルゼンチン、ギリシャ、ロシア、ベネズエラ、アイルランド、スリランカなどが経済危機に直面しました。

日本円を例に取ると、2009年には1ドル80円台だった為替レートが、2024年には150円台が常態化。つまり、日本の銀行に預けている円の価値は、この15年でほぼ半減したことになります。私たちは、このような不安定なシステムの上で生活しているのです。

そんな中、2023年末に仮想通貨と出会いました。NPOの運営に関わる中で「コミュニティの作り方」を学び、DAO(自律分散型組織)やNFTを経て、ブロックチェーン技術に触れたのです。

この技術が実現する「自律分散型」のシステムこそ、これからの世界標準になると確信しています。人類は長らく「中央集権型」のピラミッド構造で社会を運営してきましたが、ブロックチェーンによって、真の意味でフラットな世界が実現可能になったのです。

確かに現状では投機目的の利用者が目立ちますが、この技術の本質はそこにはありません。より多くの人にブロックチェーンの可能性を知っていただきたいという思いから、このブログを始めることにしました。

特に北米では、今まさにこの動きが加速度的に進んでいます。一方で日本での普及はまだまだ遅れています。この状況を少しでも改善できればと考え、50代半ばという年齢を気にすることなく、日々の気づきを発信していきたいと思います。

みんなで仮想通貨を使っていきましょう!

イチロー