暗号通貨とツイッターの組み合わせは有害であり、厄介な未来を象徴する

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Ardorのファンの皆様へ。あなたの願いが叶ったようだ。あなた方のお気に入りのトークンがCoinDeskで言及されている。

その理由はおそらく、あなた方が望んでいたのとは違う。しかし、あらゆる宣伝は良い宣伝とも言われている。ご満足いただけただろうか?先週の私がコラムに書いたレイヤー2のソリューションに対する反応は、いつも通りの批判を交えつつも概ね好意的なものだった。

しかし、私がブロックチェーンプラットフォームに言及しなかったという不満を伝えるある読者のツイートによって、他の読者から私の偏見と無知に対する非難が寄せられたとき、私の注意を引いたのは暗号通貨のArdorの支持者集団だった。

金銭上の利益というものはいつもメディア報道に対する見方を歪めるものだが、この集団は、自分の利益が複数の暗号通貨トークンが複雑に関係している場合にどのように新しいレベルに引き上げられるかを考えるきっかけとなった。

私は、ブロックチェーン技術および関連する予測市場や評判についてのアイデアが、いつかソーシャルメディア時代が生み出してきた競合する真実を自由に選り分けることができると信じている。

しかし、今のところ心配しているのは、私たちがやっていることはどれも、真実を持っているのは自分たちだけだと信じている世界中の怒れる人々の喧嘩を招いているのではないか、ということだ。

これは実際はArdorのことではない(私が知る限り、「子チェーン」を可能にするArdorのフレームワークは、暗号通貨技術の進化に興味深い貢献をしている)。

この記事では、ブロックチェーンの能力を飛躍的に向上させると主張する競合プロジェクトのトークンに投資する人々がどのようにして、自分達が投資する暗号通貨が他よりも優れていて今以上に卓越したものになるに値するものだ、と固く信じるようになったかについて述べる。

Ardourの場合は、メインプラットフォームのARDRトークンの保有者、およびその子チェーンのIgnisトークンに投資している人が該当する。しかしETH、XRP、IOTA、BCH、そしてもちろんBTCの保有者についても同じことが言える。

狂信的で偏狭な投資家というのは目新しいものではない。かつてGEの株主はまさにそのような人たちだった。もちろん今は違うが。

ウォーレン・バフェット氏の持ち株会社Berkshire Hathaway社に所属する投資家はいつもそうだった。この10年間ではテスラ社にその例を見ることができる。しかし、暗号通貨の時代にはこの現象をさらに激しくする2つの要因がある。

第一の要因は、莫大な量のコインと、コインが引き付ける大規模な小売投資家の存在だ。

第二の要因は、今やソーシャルメディアは市場関連の情報が広がる主な手段となっていることだ。ソーシャルメディアというものは良くも悪くも本質的に無政府状態にあるものだ。

この2つの要因が組み合わされると、ソーシャルメディアで既にこのような公然の不安を引き起こしている煽りよりも悪い結果に終わる。収益化した煽りが手に入ることになる。

これをもっとも詐欺的に行う方法はボットを使うことだ。Bailey Reutzel氏が「Crypto Twitter」で実施した古典的なスパムボットの調査は、暗号通貨とソーシャルメディアの組み合わせがいかに歪み得るかを示している。

しかし、人間が招いた浅ましさもたくさんある。それは、感情に訴えた攻撃で健全な対話を妨害し、コインを購入したというツイートでニュースフィードを一杯にしてしまう匿名の煽りだ。

今や私は、無政府状態のソーシャルメディアは結局、先行する従来のメディアモデルよりもはるかに優れたところまで進化する可能性があると考えている。そして私が上で述べたように、ブロックチェーンベースの「プルーフ」と利益を得るための投資システムは、いつかこの混乱を選り分けるのに役立つかもしれない。

旧来の中央管理システムでは、報道機関が重要な情報を選り分けてから視聴者に伝えていたため、視聴者が得られる情報の量には本質的に制約があった。そして情報にアクセスする点でも問題があった。

したがって、ICOが資本へのアクセスを民主化する方法を示してきたように、ソーシャルメディアもまた、出版システムにアクセスする、潜在的により民主化されたモデルとなる可能性のあるものを生み出してきた、と主張することもできる(「潜在的に」と言ったのは、多くの面で旧来の報道機関から新しい形の巨大メディア、つまりフォロワーの多い有名人へと変わってきているからだ。Donald Trump氏やJustin Bieber氏のことを考えてみるとよい)。

しかし、正直さと良好な行動に対して報酬を与えたり情報を処理したりすることで何らかの合意ができるようにする実行可能な分散化メカニズムが今のところない状況で、我々は騒ぎの中に置き去りにされている。

さらに悪いことに、トークンの時価総額やソーシャルメディアアカウントのフォロワーシップといった指標が人々の偏見を強化し支持するという、壊れたフィードバックループがある。

Nathaniel Popper氏がNew York Times紙に寄稿した記事の中で、Rippleのトークンは使っていなかったと述べた銀行家に言及した後、XRPのファンが彼を激しく非難したことそのような例の一つだ。

皮肉なことにXRPのファンは、TechCrunchの前編集長で現在は投資家のMichael Arrington氏がPopper氏の記事はでっち上げに違いないと強く主張したことで感情を爆発させた。

XRPのファンの集団は、New York Times紙の記者がそのようなことをするのはプロとして自殺行為になるだろうという論理には動じなかった。この背景についてはJayson Blair氏の記事を読んでみるとよい。

あるいは、MITデジタル通貨イニシアチブに所属しIOTAのハッシュアルゴリズムの欠陥を発見した私の同僚が利益相反行為をしていたという別の談話を共同で発表したIOTA集団の例がある。またCoinDeskが暗号通貨詐欺に加担している、というVitalik Buterin氏の主張を絶対的真理だと考えているイーサリアムの支持団体の例もある。

報道機関は存在する限り攻撃されるものだ。それ自体は悪いことではない。機能的な社会では報道機関への活発な批判が維持されている。マスコミ報道ではある程度の偏向が生じるのはやむを得ないことだが、問題として取り上げるに値するものだ。

しかし報道機関はもはやかつてのような極めて重要なフィルターではない。彼らは、適切情報を提供すると主張する膨大な数の情報源のうち、次第に小さな部分だけを代表するようになっている。

そして、他の個人や企業の情報源とは異なり、少なくとも報道機関は、所有者と広告主の利益の枠を超えて健全なジャーナリズムを実践できるものであれば、金銭面では偏見の目で見るべきではない。

なので、Facebookの#fakenewsの問題が見つかってから、主要メディアは偽情報の主な情報源だという見方を広める人がこの言葉を占有するまで、そして情報を求める市場は、自分達の保有するトークンの価値を保護したいと考える参加者で構成される、というさらに極端なシナリオに至るところまで来てしまったことは憂慮すべきことだ。

あらゆるものをトークン化することは良いアイディアかどうか分からないが、もしそうするつもりなら、競合する真実を利己的な集団が広めるという不快な状況がさらに悪化しそうだ。

有名人や企業、独裁者が自分たちのコインを持っていて、狂信的な支持者の集団がこの真実のための戦いで命令どおりのことをしているとすればどうだろうか? これに対する分散化ソリューションはまだ先の話だ。

私はこの一連の結果を止める方法は、報道記事に賛成する避けられない偏向意見を主張すること以外、今のところまったく分からない。

私が暗号コミュニティの人々に謹んでお願いしたいことは、完璧には程遠いが少なくとも自分たちあるいは他人の投資に影響されないニュースやコンテンツを作ろうとしているジャーナリストに対して、もう少し尊敬の念を持ってほしいということだ。

ジャーナリストなくして、これまで何が得られたであろうか?

Crypto and Twitter: A Toxic Combination, A Troubling Future